レンガの家はどんな屋根?屋根材や形状を事例と共に

外壁をレンガにすることは決まっている段階で、「レンガの家の屋根ってどんな屋根?」と疑問に思うこともあるかもしれません。屋根にもレンガを使用することもありますが、今回はケンブリックでも使用しているジンカリウム鋼板とディーズルーフィングについてご紹介します。またデザインを左右するとも言える屋根の形状についても知っておきましょう。

 

レンガの家で使われる屋根材

異国情緒漂うレンガの家

レンガの家では外壁をレンガにすることは想像できても、屋根にどのような素材が使われているのかあまりイメージできない方もいるかもしれません。屋根にレンガを使用することもありますが、ケンブリックではジンカリウム鋼板やディーズルーフィングを使用しています。それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。

 

・ジンカリウム鋼板

ジンカリウム鋼板とは、アルミニウムと溶融亜鉛、シリコンで構成された素材のこと。ジンカリウム鋼板は原料を見れば分かる通り、金属屋根の一種です。金属屋根の中ではガルバリウム鋼板の方が知名度が高いかもしれませんが、ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板はほとんど同じ素材、同じ性能だといえます。成分の割合が少し異なりますが、呼び方の違いとしては国産のものがガルバリウム、オーストラリアからの輸入品のものがジンカリウムとなっています。

 

ガルバリウムやジンカリウムの表面に石粒をコーティングした屋根のことを「ジンカリウム鋼板」と呼ぶことも。石粒付きの鋼板は石粒がないものに比べて耐久性に優れているため人気の屋根材の一つとなっています。

 

【ジンカリウム鋼板のメリット】

石粒でコーティングされたジンカリウム鋼板は、傷が付きにくいことや紫外線に強いことなどから耐久性が高い素材です。耐用年数は30〜50年といわれており、メーカーによっては30年間の保証を付けている場合もあるため安心してお住まいいただけます。また石粒によるコーティングは、高温で焼かれて表面がガラス質に変化するため色褪せにくいという特徴も。そのため頻繁に塗装する必要がありません。

 

金属屋根を選ぶ方の多くは、軽量であるという特徴に魅力を感じていることでしょう。ジンカリウム交番も瓦やスレートといった一般的な屋根よりも軽量であり、家にかかる負担が少なく済みます。レンガの家でも家への負担を減らすためにジンカリウム鋼板が使用されることが多いようです。

 

【ジンカリウム鋼板のデメリット】

ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板は素材や性能がほとんど同じとご紹介しましたが、ガルバリウム鋼板は断熱材と一体になっていることがあります。それに対してジンカリウム鋼板は断熱材と一体になっている製品がないため、断熱性に劣るのがデメリットの一つ目。一体になっている製品はありませんが、一緒に施工することはできるため、断熱性を高めたい場合は検討してみてください。

 

またジンカリウム鋼板は、コーティングされていた石粒が剥がれ落ちてしまうことも。剥がれ落ちた石粒が雨樋に溜まってしまうと掃除の手間がかかってしまいます。とはいえ施工して時間が経つにつれて剥がれ落ちることも減ってくるため、気にならなくなることでしょう。

 

・ディーズルーフィング

ディーズルーフィングとは、ジンカリウム鋼板を基盤とした軽量な屋根材のこと。アメリカのカリフォルニアで生まれた屋根材であり、日本でも18年間で約3万件の施工実績を誇ります。ディーズルーフィングの特徴はなんといっても軽量であること。陶器瓦と比べると約7分の1の重さであり、家の耐震性能を維持しやすい屋根材だといえます。屋根材を支える壁や柱、梁を最小限に抑えられるため、間取りの制限が少なく済むのもメリットの一つ。

 

一般的な屋根材は5〜10年ごとに塗り替えを行う必要がありますが、ディーズルーフィングは石粒でコーティングしていることから頻繁な塗装が必要ありません。メンテナンスの手間や費用がかからないことはもちろん、美観を維持しやすいのは嬉しいポイントですよね。初期費用が少し高くなってしまうのはデメリットといえますが、メンテナンスコストを加味するとコストパフォーマンスが悪い屋根材ではないはず。長く住むほどお得なディーズルーフィングの屋根は、耐久性の高いレンガの家と相性が良いといえます。

 

レンガの家の屋根の形状

住宅街を歩いていて、家の屋根の形状に注目して眺めることは少ないかもしれません。しかし屋根の形状にはたくさんの種類があります。レンガの家ではどのような形状の屋根が使われており、どのような屋根が似合うのでしょうか。

 

・切妻屋根

切妻屋根は二枚の屋根を頂上の棟で交差させ、地面に向かって斜めに配置したような形状のこと。本を開いたまま逆さまにして家に乗せたような形の三角屋根を想像すると分かりやすいかもしれません。日本でも古くから人気であり、レンガの家にも合うオールマイティな形状だといえます。つくりが単純なので施工費用を抑えることができ、雨漏りのリスクも少ないのがメリット。切妻屋根は屋根が地面に向かって流れている面を平側、屋根がかかっていない面と妻側といいます。切妻屋根を選ぶ場合は、妻側にデメリットが集中しやすいことを認識しておくようにしましょう。紫外線や雨に当たりやすく劣化しやすい点、豪雪地帯で屋根から落ちてくる雪が一定の箇所に集中しやすい点など。メリットとデメリットそれぞれを考慮して形状を決めることが大切です。

 

・陸屋根

陸屋根は平らな形状の屋根のこと。一般的な戸建てはもちろん、アパートなどでもよく使用される形状です。モダンなデザインにしたいときにおすすめですが、屋根に傾斜がないため水捌けに注意が必要です。デザイン性だけではなく、屋上をテラスとして使ったり、ガーデニングをしたりと有効に使えるのが大きなメリット。その一方で水が溜まらないように排水に気を付けなければならないことや、定期的な防水メンテナンスが必要であること、断熱性が低いため家の中の温度が上がりやすいことなどデメリットも考慮しておきましょう。

 

・方形屋根

方形屋根は四角錐の形の屋根のこと。昔ながらの寄棟屋根にも似ていますが、寄棟屋根よりも棟が少ないことから雨漏りのリスクが軽減されます。雨や雪を四方に分散しやすいこと、四方から外壁を守れることなどのメリットがあります。デメリットとしては家の形が正方形に限られてしまうこと、コストがかかってしまうことがあげられます。

 

・多角形の屋根

正方形の家で用いられる四角錐の形の屋根のことを方形屋根とご紹介しましたが、屋根の面の数を増やして多角形の形状にすることもできます。六角形の屋根であれば六注、八角形の屋根であれば八注。屋根の頂点に棟があるのではなく、複数の隅木を中央に集中させるつくりに。中央部分の納め方に工夫が必要なので施工の難易度が高い屋根の形状だといえます。個性的な外観にしたい方におすすめです。

 

レンガの家の屋根の事例

ケンブリックが実際に手がけた事例をご紹介します。屋根に注目しながら参考にしてみてください。

 

・切妻屋根の事例

こちらは切妻屋根を採用した事例で、赤系のレンガの色と緑の屋根のコントラストが素敵です。内装には深みのある色合いの素材や家具が揃っており、落ち着く空間となっています。

実際の施工事例はこちら

 

・方形屋根の事例

こちらは戸建て住宅ではなくアパートの外観ですが、真ん中を基点とした方形屋根が特徴です。赤系のレンガの外壁には緑の屋根がぴったり。

実際の施工事例はこちら

 

・多角形の屋根の事例

屋根の一部に多角形を取り入れた事例です。いくつかの形状が組み合わされていますが、多角形を取りれることで個性を出すことができます。

実際の施工事例はこちら

 

まとめ

レンガの家でよく使われる屋根材と屋根の形状についてご紹介してきました。ケンブリックでは軽量であるジンカリウム鋼板とディーズルーフィングを使用しています。レンガの部分でも耐震性を高めつつ、屋根材にも軽量な素材を使用することでより耐震性能の高い家づくりを心がけています。レンガの家をご検討の際は、ぜひケンブリックまでお気軽にご相談ください。