レンガの家の種類と魅力、注意点を知ろう|実際の事例も

レンガの家は西洋風で重厚感のある印象ですよね。レンガの家にはいくつかの種類があるため、それぞれ特徴を知った上でどの種類にするかを決めることができます。レンガの家の魅力をお伝えした上で注意点もご紹介します。実際のレンガの家の施工事例も参考にしてみてください。

 

レンガの家の種類

レンガとは、粘土や泥などを型に入れて釜で焼き固めたり圧縮したりして作られる素材です。よく目にするのは赤茶色で直方体の形のものですよね。原料に入っている鉄分の量や酸素の量によって色が変わるため、焼き上がりに少しずつ違いが出てきます。レンガは耐熱性や保温性、耐久性などに優れており、他の素材と比べても品質面で優秀なのが特徴。そんなレンガは家の外壁として使われることもありますが、日本で建てられているレンガの家にはどのような種類があるのでしょうか。

 

・積みレンガ

レンガの家の中でも最も代表的なのは積みレンガの家。レンガの中に鉄筋やステンレスなどを通してレンガ積み上げ、モルタルで固めて施工していきます。一言で積みレンガといっても、積み方には「フランス積み」「イギリス積み」「小口積み」「長手積み」の4種類があります。どの方法で積むとしても、地面に垂直となる方向に目地(レンガとレンガの接触面)が一直線に並ぶことのないのがポイント。これを芋目地といいますが、芋目地ができると外の力に弱くなり崩れやすくなってしまうためです。またレンガの細長い面を「長手」、正方形に近い面を「小口」と呼びます。

 

フランス積みとは、1つの段の中に長手と小口を交互に並べていく積み方。全ての段に長手と小口が交互に並ぶので、見た目美しく仕上がります。世界遺産でもある富岡製糸場ではフランス積みが採用されているため、気になる方はチェックしてみてください。イギリス積みは1段ずつ長手だけの段と小口だけの段を積み上げていく方法。フランス積みよりも強度が高いことや使用するレンガの数も少なくて済むためコストパフォーマンスが良いのが特徴です。イギリス積みは広島の原爆ドームで採用されており、他にも鉄道の橋梁などに使われることもあります。小口積みは文字通り小口だけを使った積み方であり、長手積みは長手だけを使った積み方。どちらもきれいなジグザグの目地になっているのが特徴で、小口積みは東京駅の一部、長手積みは横浜市開港記念会館で使われています。

 

このようにさまざまな積み方がある積みレンガの家ですが、職人さんが一つ一つ積んでいくレンガの家はとても魅力的です。何といっても一番「レンガの家」らしい方法なので、レンガの家を検討中の方はぜひ事例などもご覧ください。

施工事例一覧はこちら

 

・スライスレンガ

スライスレンガとは、古い建物に使われていた本物のレンガを薄くスライスしたもののこと。スライスレンガの家は、薄くスライスしたレンガを乗せて外壁の表面に固定して作られます。積みレンガの家のように一つ一つ積み上げていくわけではないため、施工しやすいのが特徴です。スライスレンガは本物のレンガが使われているため長持ちするのが一番のメリット。メンテナンス費用がかからず、長く住むにつれてどんどん味が出てくるのも魅力的ですよね。長持ちするとはいえ積みレンガの家と比べると耐久性は落ちてしまいます。レンガを貼り付けて施工するため、うまく接着していないと剥がれ落ちたり割れたりすることも。もしメンテナンスが必要になってしまうと費用が高くなることもあるため注意が必要です。

 

・レンガ風サイディング

レンガ風サイディングは、レンガのようなデザインでありながら素材はサイディング。サイディングとは外壁の仕上げの板材のことをいい、日本で建てられている家のうち約8割がサイディングだといわれています。レンガ風サイディングは仕上げの板材に模様を施していることになるため、施工性やコストパフォーマンスが良い一方で本物のレンガのような質感は出ないことに注意が必要です。

 

レンガの家の魅力

異国情緒漂うレンガの家レンガの家の特徴と種類についてご紹介してきましたが、そもそもレンガの家にはどのような魅力があるのでしょうか。重厚感や高級感のある見た目が一番の魅力に感じている方も多いかもしれませんが、今回はその他の魅力についてご紹介します。

 

・耐久性が高い

レンガの家は、魅力的な見た目以外に耐久性が高いというメリットもあります。他の外壁材は10~15年程度で塗り替えなどのメンテナンスが必要ですが、レンガの家は耐久性が高いのでメンテナンス費用もかかりません。施工する際の費用とは別でメンテナンス費用を取っておく必要がありますが、レンガの家ではランニングコストを抑えることができます。

 

・家の中の温度が快適

レンガの家は耐久性だけではなく耐熱性や蓄熱性能などもあります。その仕組みは、レンガの中にある小さな気泡が空気の層を作っているため。家の中の温度を一定に保ちやすい性質を利用して、夏は涼しく、冬はあたたかい家にすることができます。

 

・地震や火災に強い

従来はレンガの家というとレンガを積み上げてモルタルで固定するだけでしたが、耐震性に不安が残ることから建築方法が変わりました。現在の家では鉄筋やステンレスの筋を通して施工しているため耐震性が非常に高くなっています。また土を焼き固めたものであるレンガは耐火性にも優れています。家で火災が起きてしまったときはもちろん、近隣の火災から身を守ることができます。

 

レンガの家での注意点

レンガの家の駐車場

レンガの家にはたくさんの魅力が詰まっていることが分かりましたが、実際建てるにあたって注意点もあります。

 

・リフォームには適さない

レンガの家はリフォームに適さないことがあることに注意が必要です。耐震性を高めるためにレンガの内部に鉄筋やステンレスを組み込んでいますが、コンクリートの家のように手を入れるのが難しくなってしまいます。レンガの家は外壁自体がレンガなので、壁面に触れるようなリフォームが大掛かりな工事になってしまいます。

 

・工期が長いことが多い

レンガの家はレンガに鉄筋を通しながら一つ一つ積み上げていくため、作業に時間がかかってしまいます。そのため他の外壁材と比べて工期が長くなってしまいます。家を建てる計画を立て始めると、早く新しい家で過ごしたいと思うこともあるかもしれませんが、レンガの家を建てる際には工期が長いということも頭に入れておくようにしましょう。

 

・施工できる業者が限られる

レンガの家の注意点として、施工できる業者が限られることもあげられます。日本ではレンガに鉄筋を通す工法が認められるまではレンガの家を建てられない時期がありました。そのためレンガ自体の知識がなかったり扱いに慣れていなかったりする業者も。一生に一度の大きな買い物である家の建築を依頼する業者は適当に選ぶわけにはいきません。レンガのように特殊な外壁であればなおさらです。レンガの特徴を知った上でしっかり施工できる業者を探して依頼するようにしましょう。

 

レンガの家の施工事例①

白とのコントラストが素敵なレンガの家

こちらの事例は、外壁一面がレンガとなっており重厚感のある家に仕上がっています。門から玄関までの緑やお花に囲まれたアプローチも素敵です。家の中もカーテンやラグ、ソファなど高級感のある家具がたくさんあり、落ち着きのある雰囲気。異国に来たかのようなレンガの家をご検討の際はぜひチェックしてみてください。

実際の事例はこちら

 

レンガの家の施工事例②

重厚感のあるレンガの家

こちらの事例では、レンガ造りの外観に合わせてアイアン製の飾りを付けています。重厚感があるだけではなく、スタイリッシュな印象にも。夜になると家の中の明かりによってレンガの壁の凹凸が照らされてお城のような表情を見せてくれます。アイアン製の門を入るとエントランスの前まで車が入れるようなアプローチが伸びています。家の中は白を基調としながらも大理石の床やアンティークのテーブルセットなどの家具がアクセントになっています。リビングは吹き抜けになっているおり開放的な空間を演出しています。

実際の事例はこちら

 

まとめ

レンガの家のリビング

レンガの家に魅力を感じている方も多いかもしれませんが、実際の特徴や魅力、注意点についてご紹介してきました。重厚感や高級感のある見た目はもちろん、耐久性の高さや家の中の温度の快適さといった魅力がたくさん詰まったレンガの家。施工を依頼する業者が限られているため注意が必要ですが、ケンブリックでは多くの施工実績や施工技術に基づいてレンガの家を施工しております。レンガの家を建てたいという思いがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。